Rydberg Technologiesは、無線周波数 (RF) 量子センシングの先駆者であり、リュードベリ原子量子技術の世界的リーダーである。
先ごろ開催された「米陸軍戦闘能力開発司令部(DEVCOM)C5ISRセンター・ネットワーク近代化実験2023(NetModX23)」において、Rydbergの小型・軽量・低消費電力(SWaP)原子受信機と、原子量子センサーによる世界初の長距離無線通信のデモンストレーションに成功したことを発表した。
米陸軍による今回のNetModX2023では、毎年恒例のフィールドベースでの実験イベントで実施された。
試験の中でリュードベリ原子受信機は、高周波および超短周波帯域にわたり「並外れた」感度を実証し、長距離の無線通信を可能にした。電磁場の非常に小さな変化に対して、はるかに敏感な量子センサーを使用しており、従来のアンテナよりも幅広い波長の検出が可能という。
RydbergのCEO David A. Anderson氏は次のように述べた。
「私たちは、リュードベリ原子量子技術を実験室から現実世界のアプリケーションに移行するための扉を開きました。周波数と長距離通信距離における史上最小の原子受信機を実証したのです」。
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Rydberg Technologies
設立は2015年。ミシガン州アナーバーに拠点を置く量子技術の研究開発および製造会社である。
h.hayashi