ロンドン株式市場に新たな衝撃が、というニュースがありました。
「上場企業であることが成長の「障害」であり、上場廃止に全会一致で同意した」
Quantum Exponential は小型ハイテク株投資会社です。同社から上記のような発表がありました。
理由として、これまで投資家から幾どか切実な表明を受けており、投資家は一般的に非上場企業への投資を好むため、上場企業であることが投資契約を完了させるための障害のひとつになっていると。
量子コンピューティング事業に投資するQuantum Exponential Groupは、2021年後半にAquis取引所に上場して以来、同社の株価は約80%下落しています。この時期、量子コンピューティングに対する投資家の関心が急上昇し、この技術が人工知能の応用に変革をもたらすと考えられていたのですが。。。
「当社が上場廃止になれば、直接的・間接的に大幅なコスト削減が達成でき、株主への長期的な利益還元の可能性が高まります」と同社は述べています。
上場廃止計画に関する株主投票は3月15日に行われ、計画が承認されれば2週間後に上場廃止となります。
英国ではベンチャーの上場が年々減っており、23年は前年から半分の23社でした。人気が一部の大手に偏っている現状は、新たな企業の株主にとって歓迎すべきではない状況と言えるのかもしれません。米国でも新興企業の株価はさえません。資本主義の形が変わってきたのでしょうか。
追加情報はこちらのリンクに掲載されているニュースリリースを参照。