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米国エネルギー省(DOE)のプリンストン・プラズマ物理学研究所(PPPL)、量子ダイヤモンド・ラボ(QDL)を開設

米国エネルギー省(DOE)のプリンストン・プラズマ物理学研究所(以下PPPL)は、核融合エネルギー研究のパイオニアとして70年以上の実績を誇るが、このたびその研究ポートフォリオに量子情報科学という新たな分野を加えた。


現地時間2024年3月11日、PPPLは量子ダイヤモンド・ラボ(QDL)を開設した。このラボは、量子情報科学に応用するための高品質ダイヤモンド材料を作るために、電気を帯びた物質の第4の状態であるプラズマを利用するプロセスを研究・改良するためのスペースである。


量子ダイヤモンドは、原子や粒子の性質を利用して、現在のコンピューターよりもはるかに高速な計算を行ったり、安全な通信を可能にしたり、高い精度で温度や磁場を測定したりするなど、さまざまなタスクを実現する方法として世界中の科学者が研究を進めている。


QDLには、科学者たちが量子ビットとして知られる構造を作ることを可能にする、他の元素を注入したダイヤモンド材料を作るためのプラズマを使用するマシンがあり、その量子ビットは解読不可能な暗号の解読、細胞内の微細構造の温度測定、癌の診断など、さまざまな驚異的な応用を可能にする可能性がある。



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