2023年11月にOQCは、1億ドル(約150億円)のシリーズB調達を32量子ビット Toshikoプラットフォームと同時に発表している。
ラウンドはSBI Investmentが主導し、これまでの投資家であるOxford Science Enterprises (OSE)、東京大学エッジ・キャピタル・パートナーズ(UTEC)、Lansdowne Partners、そしてOTIFが追加参加し、マネージャーのOxford Investment Consultants (OIC)が代行した。
OQCは現地時間3月5日、シェブロン・コーポレーション (CVX: NYSE) を親に持つシェブロン・テクノロジー・ベンチャーズが、その1億ドル・シリーズに参加したことを発表した。
エネルギー市場における量子コンピューティングは、セクター全体で効率的な最適化とシミュレーションに対する需要が高まっているため、年間成長率37.9%で伸びていくことが予想されている。
進行中のラウンドは、量子コンピューティングにおける英国史上最大のシリーズBであり、業界をリードする研究開発を可能にし、量子優位性への道を切り開き、数百量子ビットの次世代プラットフォームを世界中の企業にもたらすOQCの能力をさらに高めていくだろう。
OQCのCEOであるIlana Wisby氏は、このニュースについて次のように述べている:
「シェブロン社の投資は、エネルギー分野で量子コンピューティングを活用する上で重要なマイルストーンとなります。私たちは、探査と再生可能エネルギーにおける革新と効率化を推進し、エネルギー分野におけるエンタープライズ対応の量子を切り開くことに興奮を覚えています」
詳細は、OQCのHPに掲載されたニュースリリースを参照。
※参考
OQC:Oxford Quantum Circuits:量子コンピューティング・サービスの世界的リーダーであり、デジタル・インフラストラクチャと顧客のワークフローにシームレスに統合するエンタープライズ対応の量子ソリューションを提供している。