現地時間2月18日、NVIDIAはオーストラリアのPawsey Supercomputing Research Centreにおいて、量子コンピューティングにおけるブレークスルー推進を加速することを発表した。
NVIDIA Grace Hopper™ Superchipsによって加速したNVIDIA® CUDA Quantumプラットフォームを、National Supercomputing and Quantum Computing Innovation Hubに追加する。
パースを拠点とする同センターの研究者は、CUDA Quantum(強力なシミュレーションツール、ハイブリッドCPU、GPU、QPUシステムをプログラムする機能を備えたオープンソースのハイブリッド量子コンピューティングプラットフォーム)、および量子コンピューティングワークフローの高速化のため、最適化されたライブラリやツールを含むNVIDIA cuQuantumソフトウェア開発キットを活用する。
オーストラリアの国立科学機関であるCSIRO(連邦科学産業研究機構)は、量子コンピューティングによる国内市場機会は年間25億ドルの収益に相当し、2040年までに1万人の新規雇用を創出する可能性があると見積もっている。これを達成するには、量子コンピューティングを天文学、生命科学、医学、金融など、他の科学分野に応用する必要がある。
Pawseyは、NVIDIA Grace Hopperプラットフォームが、オーストラリアの量子コミュニティだけでなく、国際的なパートナーにも利用できるようにすることを約束している。
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