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Multiverse Computing、シリーズAラウンドで2,500万ユーロ(約40億円)を調達

量子コンピューティング・ソフトウェアの新興企業Multiverse Computingは、新たな初期段階の資金調達ラウンドで2,500万ユーロ(約40億円)の調達を発表した。


今回のシリーズAラウンドによる資金調達により、同社は量子コンピュータを利用して、人工知能や環境問題といった世界最大の課題に取り組むことができるようになる。


このラウンドはColumbus Venture Partnersが主導し、Quantonation Venturesや、欧州イノベーション・カウンシル・ファンド、Redstone QAI Quantum Fund、Indi Partnersなどの著名な投資家が新たに参加した。


Multiverseは量子コンピュータそのものを製造しているわけではない。量子コンピューティングの原理に基づいた高度なテンソルネットワークである「量子インスパイアード・アルゴリズム」と呼ぶものの開発に特化している。


これらは、現在の古典的なコンピューターで実行可能な最も効率的なアルゴリズムであり、AI、エネルギー、製造、金融、防衛、ヘルスケアなどの産業に特に適していると言われている。


同社はCompactifAIと呼ばれる製品も開発している。これは、量子テンソル・ネットワークを用いて大規模な言語モデルを圧縮し、その性能に影響を与えることなくサイズを最大80%削減するように設計されている。


LLMはChatGPTのような強力な生成AIアプリケーションの中核をなすものであるため、これは有望な開発である。


詳細は複数のメディアによるニュースリリースを参照。



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