Google Quantum AI、XPRIZE Foundation、Geneva Science and Diplomacy Anticipator (GESDA) Foundationは、現実世界の課題解決に役立つ量子コンピューティング(QC)アルゴリズムと実用化可能なアプリケーションを創出するため、3年間で500万ドルの国際コンペティションを開催することを発表した。
このコンペティションは、Google Quantum AIが大規模な誤り訂正型量子コンピュータの構築と、有用な量子コンピューティング・アプリケーションの開発に注力していることに依拠し、Google.orgの、特にSDGsに関連するような、大規模でグローバルな課題への新たな技術の適用に対する支援に基づいているという。
コンテストは2つのフェーズに分かれており、各チームは量子力学と量子分野の専門知識を融合させ、このような現実世界の問題に影響を与える可能性のある量子アプリケーションを考案する。
受賞作品は、量子アルゴリズムの分野を加速させ、量子的な優位性を実世界にもたらすものとして、審査委員会はこれを決定するために、最も顕著なものを含む多くの要素を考慮するとガイドラインにある。
A.提案された応用分野において、量子的優位性が実世界にもたらすポジティブ・インパクトの予測。
B. 量子的優位性に必要な量子リソースの見積もり(すなわち、どの程度近い将来か?)
C. (A)と(B)の主張を裏付ける証拠の強さ。
D.提出物の新規性(すなわち、導入された「思考のデルタ」の大きさ)
36ヶ月後、審査員がコンクール受賞者を選出するとして、賞金は300万ドルを3名までのグランプリ受賞者で分け合う。そして、100万ドルを2~5名の準優勝者に分配(審査員の裁量による)としている。
詳細はGoogleのブログページ、およびこちらのリンクにあるニュースリリースを参照。