カナダ・ケベック州は、国立光学研究所(INO)に123万5,000ドル(約1.8億円)を返済不要で拠出することを発表した。
2023年~2026年の3年間にわたるカナダ経済開発(以下CED)による支援は、量子分野の新興企業特有のニーズに適応した指導を提供するため、従業員の給与、専門家費用、アウトリーチ活動に充てられる。
2020年にカナダ最大の光学・フォトニクス専門センターであるINOは、光学、フォトニクス、量子、医療技術分野のディープテック・インキュベーターとしてQuantinoプロジェクトを発表している。
INOのチームは、最前線のインフラ、最先端機器、世界的に有名な専門知識へのアクセスを提供することで、新興企業の支援を行っている。CEDの支援により、ハードウェアの要素を多分に含む量子技術の開発、採用、商業化を行う事業の創出と立ち上げを支援する能力を強化していく。
カナダの量子分野を支援し、この急成長分野のリーダーとしての地位を固めるため、カナダ政府は国家量子戦略を策定した。この戦略の目標は、カナダ企業が量子技術を採用することで、この新興分野で地位を確立し、地域社会全体に経済的利益をもたらすことができるように支援することであり、今回の支援はその流れの中にある。
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