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Hideki Hayashi

Alice & Bob、16量子ビットのQPU「Helium 1」がテープアウト

Helium1は、Alice & Bobが開発する16量子ビットの量子演算装置 (QPU) 。catqubit(猫量子ビット)と呼ばれる同社独自の技術を組み合わせて誤り訂正コードを実行するものだ。


量子コンピューターのエラーは、「ビット反転」と「位相反転」の2つにより発生する。設計により「ビット反転」から保護されている猫量子ビットは、ハードウェア効率が高く、大幅に少ない量子ビットでの論理量子ビット設計を可能にする。Helium1は、残りの「位相反転」をアクティブに抑制するエラー修正コードを実行し、両方のエラーへの対処が可能になる。


Helium1は、同社にとってシックスナイン(論理エラー率10-6乗以下) の基礎となる最初のプロトタイプであり、ロードマップにおける最初のチップである。


今回のテープアウトによりチップはこの後、同社のエンジニアが特性評価および調整フェーズに入り、そしてクラウド上にリリースされる予定だ。


詳細はEIN Presswireに掲載されたこちらのニュースを参照。



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catqubit(猫量子ビット)


Alice & Bobはパリとボストンに拠点を置く新興企業で、その目標は初のユニバーサルでフォールトトレラントな量子コンピューターを実現すること。cat qubitsは同社の創設者によって開発され、後にAmazonによって採用されたテクノロジーである。catqubitは、競合するアプローチと比較して、ハードウェア要件を最大60倍削減する。




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