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デンマーク工科大学(以下DTU)、量子暗号化されたデータの100キロ転送


光ファイバーはインターネットのバックボーン。100キロメートルの光ファイバーは大したことはないように思えるかもしれないが、オックスフォードとロンドンを結ぶのに必要なものである。クレジット:DTU


デンマーク工科大学(以下DTU)は、1829年に自然科学と技術科学を駆使して社会に役立つ価値を開発・創造するために大学を設立した電磁気学の父、H.C.オルステッド(H.C.Orsted)のビジョンを実現するために、ほぼ2世紀にわたり育成・研究をおこなってきた。


そのDTUの研究者たちが、ハッキングから情報を守るための大きな一歩を踏み出した。彼らは量子暗号を使い、光ファイバーケーブルで100キロの距離を安全に情報を転送することに成功。連続可変量子鍵配布(CV QKD)と呼ばれる方法を用いて、量子的に安全な鍵を配布することに成功した。


この方法の利点は、既存のインターネット・インフラに適用できることである。


「我々は、特に途中の光子の損失に関して、幅広い改良を達成してきた」 DTUのTobias Gehring教授は、DTUの研究者グループとともに、量子暗号化された情報をインターネット経由で世界中に配信することを目指している。


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